食品トラブル相次ぎ、広がる不安…国内

2008.12.17

メタリンドホスの原料となるメタリン
十三日、プロンテラの某青果店にてリンゴを購入した二十代の女性が 購入したリンゴの味がおかしいことに気がつき、 プロンテラ衛生管理騎士団に届け出た。

衛生管理騎士団による調査の結果、購入されたリンゴからは 基準値の二億倍のメタリンドホスが検出され、 同騎士団は緊急に王国内のリンゴの売買を禁止すると共に、 すでに購入済のリンゴに関して食べる事を控えるよう通達を出した。

問題のリンゴは十日ごろに龍之城より輸入されたもので、 メタリンから抽出された物質から作られるメタリンドホスは、 同国においてはポピュラーな農薬として使用されている。
龍之城側は今回の事件に遺憾の意を表明すると共に、 輸出商品のチェックは万全であり、 自国で農薬が混入した可能性は低いと発表した。

しかしながら、先月龍之城国内で、 同じ品種のリンゴを食べた十代の若者が毒症状を起こし、 重大な健康被害が出ていたことがわかった。

メタリンドホスの製造元であるレッケンブルケミストリー社(シュ共和国)は 「有効な薬も多量に摂取すれば毒となる。我々は使用について適切な指導をしている」と語る。

衛生管理騎士団の調査では、龍之城産とされるいくつかの農作物に 基準値を越えたメタリンドホスが混入していたと発表しており、 現在十三品目の農作物が取引停止状態にある。
青果販売のJ氏は「うちは国内産の作物しか扱って無いのに。 この状態が長く続いたら商売を畳むしか無い」と語る。

専門家は安全宣言が出されるまでには相当な時間がかかると推測している。

当日予定していた演目がリンゴを使うため、
突如演目変更を余儀なくされた劇団もあった。


 [Text by トウコ=ミツキ]




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